こんにちは、JR高槻駅近くにある宮地歯科医院のスタッフです。
鏡で歯を見た時に黒い着色はありませんか?
原因や対処法はあるのでしょうか?
①むし歯
歯が黒いと真っ先に思い浮かぶのが「むし歯」ではないでしょうか?もちろん黒い部分はむし歯になってしまっているケースが非常に多く、ごくわずかにでも穴が開いてしまうと なるべく早くに治療した方が良いです。しかし、黒くなっていても穴が開く一歩手前であれば「初期むし歯」といい、急いで治療する必要はなく、穴が開いてしまわないよう経過観察をする場合もあります。しかし その判断は非常に難しいため歯科医院でチェックしてもらいましょう。
対策
むし歯なら詰め物や被せ物等の治療をし。初期むし歯なら進行しないように経過観察していきます。
②着色
コーヒー、紅茶、日本茶、タバコ等の色素が歯に付着したもの。
対策
着色自体はむし歯や歯周病の原因にはなりませんが、着色により歯の表面がザラつき プラークが付きやすい環境になる事があるので、歯科医院での定期健診でクリーニングを受けて歯の表面の状態をキレイに保つようにしましょう。
③歯の変色
歯が作られる子供の時に抗生物質等の薬を服用していると歯に縞模様の変色が出る場合があります。最近はあまり使われなくなった薬ですが、20~40代前後の人であれば、このような歯の状態の方もいらっしゃるようです。
対策
変色が軽度であればホワイトニングで改善する場合はありますが、縞模様が強い場合やグレー色が強い場合はホワイトニングの効果が出にくい場合があります。詰め物や被せ物の治療で対処する事もあります。
④歯の神経が死んでいる
歯の神経には歯の栄養分となる血液なども含まれているため、歯の神経が死んでしまうとその栄養分も送られなくなり、歯が枯れ木のような状態になってしまいます。神経のない歯の色は黒ずんでしまいます。
対策
神経の死んでいる歯は通常のホワイトニングでは白くすることができないため、気になるようなら被せ物等の治療が必要となります。
⑤歯石
歯石は通常 歯と同じような色をしていますが、歯周病などで歯茎の炎症が強い場合は黒色の歯石が付く事があります。
対策
歯石は歯磨きでは取れないので歯科医院でのクリーニングが必要となります。
⑥古い詰め物や被せ物がある
詰め物が劣化すると黒ずんできます。軽度の虫歯治療の際に使用するレジン(プラスチックのようなもの)は数年で劣化し黒くなってしまう事があります。
対策
削って詰め直す治療で見た目は回復します。
⑦銀歯
虫歯治療で銀歯が入っている場合、その銀イオンが歯や歯ぐきに流れ出すと黒くなる場合があります。
対策
変色してしまった歯は削ってセラミック等で治療すると白い歯になります。
まとめ
歯が黒く変色する原因は むし歯以外にもたくさんあります。なるべく自己判断はせず 早めに歯科を受診しましょう。
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