こんにちは!JR高槻駅近くにある宮地歯科医院のスタッフです。
「しっかりと噛んで食べましょう」-よく聞かれる言葉ですね。普段ならば間違いではありません。
よく噛むことは脳の働きを活発にしますし、満腹中枢が働くことで肥満予防にもつながります。歯科の面では虫歯予防の効果も期待できます。
しかし歯の治療中においては、しっかりと噛まない方がよいとき(または噛めないとき)もあるのです。今回は、そのようなケースに遭遇したときのお食事について触れていきたいと思います♪
【外科治療をうけてしみる&腫れているとき】
酸味、香辛料、熱いものを避け、塩分も控えめに。とろみがあると食べやすくなります。
うどんやお粥は食べやすい食品ですが、そればかりでは栄養が炭水化物に偏りますので、うどんは具だくさんでクタクタ煮に、ご飯はおじやにされてみてはいかがでしょうか。
たまごや豆腐は幅広く活用できる便利な蛋白源です。
日頃、外食派という方は、ドラッグストアの介護食コーナーで見かけるレトルトの「ユニバーサルデザインフード」が便利です♪
お口の状態にあわせて、やわらかさを4区分から選ぶことができます。
他に補助食品として、カロリーメイトゼリーなどを併用されるのも一案です。こちらも同じく、ドラッグストアで購入できます♪
【仮歯を入れたとき】
仮歯は治療途中の歯につけられ、必要なときに外して治療しやすいように仮歯用の弱い接着材が使われています。フランスパン、スルメなど、引っ張ってかじる食品やおせんべいなどのかたいもの、ガムやキャラメル、大福など、歯にくっつく食べ物は避けましょう。
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最近の歯科治療は、できるだけ削らない、抜かない、そんな高度で複雑な治療ができるようになりましたが、一方で、昔に比べると治療の期間が長くなってきていますので、なるべく手軽な方法でやわらかいものをバランスよく食べ、治療期間を上手に乗り切っていただければ幸いです。
【参考文献】
「 歯科治療中のやさしいごはん 」,nico,2012年6月号,p.6-p.25,
クインテッセンス出版株式会社
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