JR高槻駅からすぐの宮地歯科医院のスタッフです。皆さま体調はいかがでしょうか?
お口の中で気になることと言えばむし歯や歯周病が思い浮かぶ方が多いと思いますが、口臭も気になりませんか?
口臭を改善していく時とても大切なものとして唾液があります。
唾液にはいろいろな働きがあり、一日に約1~1.5ℓ分泌されています。
食べ物を飲み込みやすくしたり、
味を感じやすくしたり、
スムーズに話すことを助けたり、
生活するうえで欠かせない大切な働きを担っています。
他にもいろいろありますが、実はお口の臭いとも関係しています。
唾液の流れが悪くなるとお口の中にたくさん存在している臭いを出す細菌が増え活発に活動を始め硫黄のような嫌な臭いが発生します。
分泌されたばかりのサラサラした唾液には臭いを出す細菌の働きを抑制する効果がありますが、口の中が乾いてくると臭いを出す細菌が増え活動を始め唾液もネバネバしてきます。
虫歯や歯周病も口臭の原因になりますが、治療を行うことで口臭の改善していくことができます。唾液は、飲食により酸性に傾いた口の中のpHを元に戻し歯を酸から守り、カルシウムやミネラルを歯に補充し再石灰化を促進します。こうして、唾液には虫歯を予防する効果もあるのです。
また、舌の汚れも口臭につながります。舌に付着した白いものは舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れで、唾液の量が減ってしまうと舌の深い溝に悪臭を放つバクテリアが住み着く原因になり口臭をひきおこします。
舌苔は歯ブラシを少し斜めに傾けそっとこすると取り除くことができます。歯磨きの時に一緒に行うといいですね。強くこすりすぎると舌に傷がついてしまうので注意してください。
唾液の分泌を促進するにはよく噛むことが大切です。噛み応えのある食事や、シュガーレスガム(キシリトールガムもおすすめです)を噛むなどが効果的です。
口臭を気にせず楽しいひと時を過ごしていただきたいです。
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