こんにちは、JR高槻駅近くにあります宮地歯科医院のスタッフです。
今回は、アマルガムという金属についてお話させて頂きたいと思います。
アマルガムは、1980年代くらいまでは、よく使われていた歯科材料だったのですが、最近では、アマルガムに含まれる水銀の危険性を考慮して使われなくなってきています。
水銀は、脳神経や腎臓に対して毒性があり、そのためアメリカの一部の州などでは、アマルガムの使用を規制している所もあるのです。
一方で、歯科治療に使われるアマルガムには、水銀は、3%以下しか含まれていないので安全という意見もあります。
しかし、アマルガム自体は、口の中で唾液と反応し溶け出し易いという性質を持っている事は、事実です。
溶け出した水銀は、粘膜などから体内に取り込まれ蓄積されるため全く体に影響が無いとは、言い切れません。また、劣化したアマルガムと歯の境目の所からは、虫歯も進みやすいので樹脂の材料で詰め直した方が良いと考えられます。
ここで、アマルガムを削って除去するのは、安全なのか?と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、除去する際には、体内に削りカスが入って行かないよう配慮しますので御安心ください。
もし、自分のお口の中にアマルガムがあるか気になる方は、気軽にご相談ください。
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