こんにちは、JR高槻駅近くにある宮地歯科医院のスタッフです。
歯磨きをしていると、歯ブラシや歯間ブラシに血が付いていたり、うがいの時に血が混じっている事はありませんか?
歯ぐきからの出血の原因や対処法について一部ご紹介します。
原因
①プラーク
虫歯や歯周病を引き起こす ばい菌。歯ブラシや歯間ブラシ等が当たっていない場所があると プラークが溜まり、その毒素によって歯ぐきに炎症が起きます。およそ3日 清掃できていない箇所があると炎症が起き、出血しやすくなります。
②歯石
プラークが石灰化して石のように硬くなってしまったもの。これ自体は毒素を出しませんが、歯の表面に付くことによって表面がザラザラになり、更にプラークが溜まりやすい環境を作ってしまうため 歯ぐきの炎症の原因となります。
③歯周病
磨き残しがある状態でしばらくすると、プラークの毒素により歯ぐきだけではなく骨にまで炎症が及びます。歯ぐきだけ炎症している状態から更に進行している状態で、歯磨きの時はもちろん、刺激を与えなくても自然と血がにじむ事もあります。
④その他
・強すぎる歯磨き等による傷
・ホルモンバランスの変化(妊娠中や更年期など)
・薬(降圧剤など)
・全身的な病気(糖尿病や血液凝固障害など)
・口の中の乾燥(口呼吸やドライマウスなど)
・歯ぎしり、くいしばり(過度の力により歯周病の原因になり得る)
・遺伝
etc…
対処法
①まずは正しい歯磨きを行う。
歯茎の炎症はプラークが原因である事が多いので、まずはご自宅でのお手入れ方法を見直してみましょう。歯と歯ぐきの境目を歯ぐきを傷付けないよう優しく丁寧に磨きましょう。
ただし、お手入れが歯ブラシのみの場合、丁寧に磨いても約60%のプラークしか除去できないといわれています。
歯間ブラシやデンタルフロスを使って全ての歯と歯の間も毎日清掃するようにしましょう。
②歯石取り
プラークとは違って、歯石になると歯ブラシでは取れません。歯磨きを とても丁寧にされていても100%プラークを除去しきれる人はなかなかいないようです。なるべく3カ月に1度クリーニングを受けて歯石を溜めないようにしましょう。
最後に
歯ぐきから出血する原因や対処法をお伝えしましたが、これらは一部の例で 必ずしも皆様に当てはまるものではありませんので、なるべく早めに歯科を受診されることをお勧めします。
関連記事
2023.02.12
2022.12.05
2018.03.19
2018.03.09